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紙葉の家

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マーク・Z・ダニエレブスキーというメリケンさんの小説、『紙葉の家を読書中。
以下、帯書き
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この紙葉をめくる者、すべての希望を捨てよ。
現代アメリカ文学の最先端にして最高峰。
待望の邦訳ついに刊行。
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本文は普通にスミ文字なのですが、全編にわたって「」という文字は青。
脚注から奥付まで、とにかく「」は青。
そのためだけに本文は2色刷!
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文字組もイロイロ
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斜め、渦巻き、横、逆さま・・・
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主体・主観と客体・客観、絶対的世界と相対的世界が入れ子の構造であり、パラレルであり、と多次元な構成になっています。
『ブレア・ウィッチ・プロジェクトの小説版』みたいな喩え方もよくされているようです。
ホラーで、ドキュメンタリー的な表現手法という共通点があるのですが、こっちはそんなに退屈なモノではありません。
「注」までもが作品の一部で、テキストにまつわる世界を構成している諸々の事象、その事象を想像・期待させるような、そんなディテールこだわった世界描写。たまりません。
テキストの集積物が書籍という固定概念を覆し、「書籍」という「形式」までをも作品として昇華させようとする意欲作。読んでいるコトにシアワセを感じる希有な作品です。

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コメント

アイディアは驚きですな。
そしてコレに応えた出版社も驚きです。

ブレアウィッチは引っ張りに引っ張られ突き落とされたので、
あまり良いイメージはないのですw

まぁ、近々借りに行きます。返しませんけど!w

去年のゴールデンウイーク読書用に買いましたが…眺めるだけでおなかいっぱいでまだ読んでおりませんでした。
というか、読むと魔法が解けそうで…

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