トゥールーズに来た理由のひとつは、カタリ派の最後の砦、ここモンセギュールに行ってみたかったのです。
モンセギュールを知ったきっかけは何だったのか?忘れてしまいましたが、映画「ダ・ヴィンチ・コード」でテンプル騎士団のレンヌ・ル・シャトーの聖杯伝説がらみでモンセギュールにも触れていたかもしれません。ほかに、帚木蓬生さんの小説「 聖杯の暗号
」、佐藤賢一さんの小説「オクシタニア
」、荒俣宏さんの小説「レックス・ムンディ
」、小説・映画「ダ・ヴィンチ・コード」の元ネタ本?「レンヌ=ル=シャトーの謎
」、14世紀の異端審問記録から、カタリ派の村を生活を描いた歴史書「モンタイユー
」などを読み、中世ヨーロッパのエッセンス:教会、貴族、民衆の暮らしぶりや、十字軍と異端審問、そしてローマ・カトリック教会とヨーロッパ諸国の関係など、いろいろと謎が多いだけにおもしろい。そして特にカタリ派には、アンチ・ローマカトリック&フランス国王的な感じに妙な親近感に似た憧憬を覚えたのです。
そして、いざモンセギュール!!
トゥールーズから車で約3時間、モンセギュールの麓の駐車場に到着。山頂に城の跡らしき建物が見える。本当に来ちゃいました!

登山道の入り口に碑。

ここから登山道を登ること約45分。
途中、振り返ると麓の村。そして、その奥にピレネーの白い嶺が見えました。

山頂の城跡に到着。
城の跡、といっても1244年のアルビジョア十字軍の攻撃で破壊された後に再建されたもの、とのこと。



当時の彼らが立った場所に立ち、ほぼ同じ風景を目にしている、というだけでちょっと嬉しい。
ここに立て籠もった人、ここを攻める人、それを見守る人・・・信仰、思想、誇り、名誉、生活・・・本で読んだ想像のデッサンに少し色が入ったかもしれません。
ここで約200人が殺され、麓の村で焼かれたそうです。
麓の村も散策。家も道も素朴な石造り。

博物館で資料や遺物を見学。
村のレストランでは川魚料理とフォアグラに舌鼓。
モンセギュールに来た、という高揚感と味覚とおなかの満足感。
それはそれは、しあわせな日でございました。